2024.11.06
【受賞】本学 統合進化科学研究センター蔦谷 匠 助教が「日本人類学会 Anthropological Science論文奨励賞」を受賞しました。
受賞日
2024年10月13日
受賞の対象となった論文
Human diet of premodern mainland Japan: a meta-analysis of carbon and nitrogen stable isotope ratios
江戸時代の食の均質性はどのくらい?
蔦谷 匠 助教 受賞コメント
この論文では、近世日本の古人骨から得られたデータをメタ解析し、江戸時代には縄文時代ほどの食の多様性は見られなかったものの、現代の日本よりはずっと多様性があったことを明らかにしました。遺跡の発掘や古人骨の整理を地道に続けてこられた先人たちの積み重ねのもとで、今回の研究が可能になりました。共同研究者や総研大のみなさまはもちろんのこと、そうした考古学者や人類学者のたゆまぬ努力と、学術研究を支え可能にしてくださっている社会からの支援と理解に深く感謝したく思います。 なお、この研究成果についてはこちらのプレスリリースで解説しています。