第1回(2014年7月14日)
Yasu通信 第1回(2014年7月14日)
皆さん、こんにちは。今年の4月から学長となった岡田泰伸(Yasu)です。 これは学長からのダイレクトメール通信の第1号です。
今後、年に何回か、不定期ですが通信させてください。
言うまでもないことですが総研大の第一の目標は、優れた国際的若手研究者を育成することです。 皆さんには是非とも個性豊かで、革新性を備えた、異なる分野をまたぐことのできる自立した研究者に育っていただきたいと願っています。
それに向けて私も努力いたしますが、皆さんも学習と研究に励まれるように鼓舞したいというのが、この通信の最大の目的です。
皆さんは、わが国の高等教育の最大の弊害である低流動性・単線性・縦割性から脱け出して本学に入学してくれました。それゆえ皆さんは、そのような高いポテンシャルと心意気を持っておられます。
そして皆さんが学ぶ専攻であり、かつ多くの時間をあてて研究する場は、世界最先端の設備・施設を備え、世界トップクラスの研究者である教員を擁し、内外の研究者との(多くは分野を越える形での)共同研究が不断に展開されている大学共同利用機関です。
また、そこでは多くは国を支える大型研究プロジェクトが推進されており、研究および勉学上、大変恵まれた環境にあります。更には、皆さん一人一人には、平均2.5人というわが国で最多の教員が指導にあたり、多くの教育経費が充当されています。それらのメリットを生かして、勉学と研究に集中していただき、皆さんには是非ともわが国と世界の将来のサイエンスを担い支える人材になっていただきたいと願っています。
サイエンスの将来を創ることになるのは、皆さんの今デショ!
私は、皆さんの勉学・研究条件を更によいものに整えていくことに全力を尽くして、皆さんを支えたいと考えています。
共にがんばりましょう。
皆さんから私(yasu(at)soken.ac.jp)へのダイレクトな通信も歓迎します。ではまた。
※(at) → @ に書き換えてください。
追伸1:本学の学融合推進センターから2種の共同研究が8月8日〆切で公募されています。
http://cpis.soken.ac.jp/project/research/koubo/bosyu.html
それらは異分野をまたぐ共同研究を展開することのみならず、本学学生を参加させて国際性を兼ね備えた総合性のある研究者へと育成することも目的としています。皆さんも積極的に参加ください。
追伸2:私自身についてもし興味のある方は、日本生理学雑誌(日生誌)にOPINIONとして時々連載中の拙文を参照ください。
http://physiology.jp/magazine/